やすやすとスヤスヤ

回文。スヤスヤ眠るためのごはん、おやつ、植物に都内近郊のお散歩。

【おでかけ】景観まるごと楽しめる横須賀美術館の"デンマーク・デザイン展"と横浜関内のモロッコ料理店"Morocca"

また少しばかり日が空いてしまいましたね。まだGWやその後のお出かけもあるのに、なかなか筆(手?)が進みませんでした。

前回の観音崎を巡った後は、この横須賀を訪れる本当の目的であった横須賀美術館へ。こちらのデンマーク・デザイン展に来たかったのです:)

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自然と絶景に囲まれた、明るい雰囲気の美術館は多くの来場者で賑わっていました。広く明るく、無料のスペースやオブジェなどもあり、家族連れでワイワイと楽しめそうな感じです。

最近は、食器などを始め、北欧デザインのものを少しづつ集めているところなので、今回のデンマークデザイン展もとても興味深かったのです。

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これまでのデザインの歴史や有名なデザイナーごとの作品の展示、製造工程などをみて回る事が出来、5種類ほどのチェアに実際に座ることもできます。

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実際に買うとなると高額の北欧家具!いつかこんな家具を少しづつ集めてくつろげる家に住めたらなぁ。。XD

このあとはゆっくりと常設展や館内を巡りました。

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展望スペースからは無料の望遠鏡があり、向かいの房総半島まではっきりよく見えます。

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丸い窓が多いのは、船のイメージでしょうか?全体的にガラスを多用しているのは、潮風の害から守るためもあるそうですが、白を基調として開放的な作りにたくさんの陽が入り老若男女が親しみやすく、入りやすい美術館だなぁと感じました:)

美術館を後にして今度は横浜市内は関内へ。夕食に訪れたのがモロッコ料理の"morocca"さんです。

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飲み放題とお料理のコースで、まずは乾杯XD

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フムスはお豆とは思えない満足感。ベジタリアンにも安心で栄養もたっぷり。最近人気が出てきましたよね。

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タジンはケフタ(ミートボール)!クスクスも付いてきました。ふわふわ柔らかくてジューシーで美味しいです。

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食後のミントティー は立派なモロッコの茶器で。暑い日には熱いミントティーで清涼感とともに汗を出して凌ぐのだそう。

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そして、この日はなんと、このお店を予約したそーさんが、記念日だから!とアニバーサリープレートが用意されていました!

実は、交際記念日を”毎月”しているのです・・・。そして、4月下旬をもって2周年となるその記念だそう。忙しい中でも合間をぬってお出かけやサプライズをいつもありがとうございますXP

 帰りは都内に向かう電車にのるため、関内から中華街を通りながら横浜駅へ。

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たくさん歩き、たくさん食べて飲んで、とても心地よい疲れにやすやすとスヤスヤできた1日でした:D

 

【おでかけ】磯と森と忘れられた要塞@横須賀市観音崎公園【さんぽ】

暑いほどの晴天に恵まれた今年のGWはいかが過ごされましたか?私は、間を挟む2日も仕事がお休みだったため、なんと10日間ほどのながーい連休を満喫させていただきました:)

せっかくなのでどこが行こうかなぁ?といつものようにそーさんと相談し、1つは横須賀に、もう1つは国営ひたち海浜公園に行くことにしました。実は去年のGWも、三浦半島の先っぽ城ヶ島や横須賀繁華街に行ったのですが、今回は観音崎ちお目当があっての日帰りの旅です:)

都内から横浜に出て、京急線に乗り換えます。やはり人出は多いのですが、ちゃんと座れましたよ;)

横須賀駅から数駅先の馬堀海岸駅で降り、観音崎行きのバスに乗り換えて15分ほど、浜と磯の海辺に自然も豊かな岬にはバーベキューや磯遊びなどのレジャーに興じる人がいっぱいです。お目当の横須賀美術館は少し後にして、先に観音崎公園を散策してみました。

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城ヶ島付近もそうですが、磯でも、山肌にも地層がハッキリとみて取れます。

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職場は海のそば独特の照葉樹林が多く、岩だらけの環境でもしっかりと根付いています。

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少し登ると観音埼灯台が見えます。入場料が必要なのですが、この日はパスして外見のみ。美しい緑の中を歩いていきます:)

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この石ブロックが積まれたものは太平洋戦争時の東京湾要塞の一部として造られたものだそう。

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しっかりとした石で舗装された道や広場、レンガ造りの建造物などが散見されるのですが、木の根やつる性植物に飲まれている様子はある種の朽ちて行くものの美しさを感じますね。。

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一周ぐるりと回ると2時間ほど。また海岸にでてみると、曇り空が晴天に。この日は半袖でも暑いくらいで、すでに海に入っている人たちも見受けられました。思いのほか海の水が青くてきれい!

この後は舗装されていない小径を通って美術館へと向かいます:D

 

【おさんぽ】創立100周年!理化学研究所@和光市の一般公開

ソメイヨシノはすっかり葉桜、フンワリと丸い八重桜が盛りの4月22日に、和光市にある理化学研究所の一般公開に行って来ました!

大学や研究機関など、仕事の関係で少しばかり縁があり、機会があればお散歩や観光がてらに見回る事が増えて来ました:)

理化学研究所と言えば日本最大級の研究機関であり、注目度の高い研究も多くなされ、最近では113番目の元素であるニホニウムの発見というニュースがありました。この理化学研究所、埼玉県和光市の他、SPring-8で有名な兵庫県佐用町、京コンピュータや再生医療を研究する神戸地区、神奈川県鶴見やつくば市など各地に拠点を持っています。中でも最も大きいのがこの和光地区で、以前は軍の用地だっただけあって、都内にほど近いのに広大です!

たくさんのお部屋にそれぞれの研究室の研究内容がパネル展示してあったり、実際の研究者が説明してくださる他、子どもも楽しめる映像や体験を通して学ぶコーナーもたくさんあり、どの部屋も盛況でした:D

構内にあるタリーズコーヒーさんではこの日限定のニホニウム・ラテが??*ニホニウムは食べる事も出来なければ肉眼で見る事も出来ません。

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桜並木の開放日に見る事が出来なかった新種の八重桜"仁科蔵王"はすこし散り初めでしたが、ピンク色が濃くなり、黄緑の縁とのコントラストがとても可愛くなっていましたXD

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この桜、ベースは"御衣黄"と言う黄緑の八重桜なのですが、それに重イオンビームを照射する事で植物の突然変異を誘発して、その中でも良いものを育て増やし、新種として登録したものなのです。

その重イオンビームやニホニウムを作り出したのも"仁科加速器研究センター"だそうで、そのメインとなるIRビームファクトリーの中を見学できたので行ってみました!

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とても大きな施設で、ほとんどの実験装置が地下に設置されています。入口では氏名などを書いて受付を、元素周期表ニホニウム命名までの漫画、パンフレットなどお土産もたくさんいただくことができましたよ!

エレベーターも利用できるのですが、徒歩にて4〜5階分の階段を降りたところで広いホールに到着します。

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まず最初に、複数ある加速器な中で最も大きな超伝導リングサイクルトロン「SRC」が。直径は19m弱、高さ7.7mのずんぐりしたボディに初号機カラー、重さはなんと、東京タワーの2倍だとか!?それほどたくさんの鉄が使われているのですね。

内部にはみっちりと精密な装置が詰まっているようでした。
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基本的には地下のためどこも薄暗く、とにかく大きな装置や工具がたくさんあり、だしかに工場(ファクトリー)などのような雰囲気もあります。その隙間のスペースで研究内容をわかりやすく解説してくださったり、展示があったりします。

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これだけ説明などを受けておきながら。。

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サッパリ理解できないまま、巡ること1時間。

意外なほど広く、実験装置も多いのでとても1時間では見聞きできない内容です。理化学研究所全体の研究を把握するとなるとこのOPEN DAY1日では全く足りません!

また次回、チャレンジしてみたいと思います:)

 

 

お花見@2017

早咲きの河津桜や寒緋桜、前線とともにやってくる圧巻のソメイヨシノ、手まりのような八重桜が終わるまでの1ヶ月強。皆様はどのようなお花見をしましたか?

今年度の私たちは東京の西側に縁があり、先の投稿の、池袋にある自由学園明日館の他に、練馬にある広大な光が丘公園と、和光市にある近年ニホニウムで有名になった理化学研究所の桜のための一般公開を訪れてみました:D

光が丘公園にはお弁当とレジャーシート、お酒を持参するお花見で、桜ならばやはりピンク色!と、スパークリングロゼワインのハーフサイズを買いこみ、それに合わせた軽いフィンガーフードとして、野菜たっぷりのラップサンドを作りました。

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相変わらずのソーセー人が間に踊りますXD

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とても暖かく、半袖の人もちらほら見られたこの日の公園は本当に人がいっぱい!!

いくつかのステージイベントやたくさんの屋台も出ていて大盛況でした。

桜はまだ3〜5部咲きといった具合でしたが、来週ともなるともう散り始めている頃なので、この日が一番の人出だったと思われます。それでも二人くらいのスペースならすぐ見つかる広大な公園でした。

 

そしてまた別の日には、光が丘から近い、和光市にある理化学研究所の桜の構内解放で、少し雨の心配がある中、お散歩がてらに散策をしてきました。

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一般公開のような所をあげての公開ではなく、桜の綺麗な通りを解放していただくだけののんびりとした構内解放日でした。

植物好きの私としてはやはり気になるのが、この理化学研究所で生まれた新種の桜、仁科乙女や仁科蔵王ですが、仁科乙女には少し遅く、仁科蔵王はまだ固い蕾でした。。。

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しかしながら、こちらも大樹が沢山!桜以外にも多種多様な植物があり、人もまばらで、ゆっくり散策とお花見を楽しむことができました:D

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【東京さんぽ】古き学び舎と大樹の桜を眺めながら”夜桜見学会”@池袋 自由学園明日館

また、長く投稿のない日が続いてしまいましたねXO

冬から春にかけてはとても大きな出来事があり、静かに、ゆっくり、これからに向けて慎重に時を過ごしていました:)

またこの春からはたくさんの場所に訪れ、見聞きしていこうと思います!

 

今は桜も美しい黄緑の葉を伸ばし、夏を思わせる暖かい日が続く連休に入ってきましたが、ソメイヨシノがまだ満開だった頃に訪れた”自由学園 明日館”で行われた夜桜見学会の様子をお届けいたします。

池袋から徒歩10分ほどの自由学園明日館は、秋のボジョレーヌーボーを愉しんだ

新酒をたのしむ"暖炉とワインの夕べ"@池袋 自由学園明日館

http://sysy.hatenablog.com/archive/2016/12/12

に次いで、二度目の訪問になります。今回も入り口で入場券を購入するのですが、お酒とおつまみが付く券を一人1000円で購入。お酒は桜にちなんだ日本酒が二種類から選べ、おつまみとしてかまぼこが付いてきます。入場券だけでも400円なのでとてもお得に感じますね!お酒の会のため、今回は子供の入場はできなかったようです。

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それほど広くはない校舎ですが、とても綺麗に手入れをされており、時を感じる椅子やテーブルが並べられて、大勢の入場客も問題なく席につけるようになっていました。

私たちは校舎外の大きな桜の樹が眺められる屋外に設置された椅子に場所をとり、のんびりとお酒をいただきながらライトアップされたほぼ満開の桜を眺めさせていただきました。

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 ふと、お酒(赤い色でワイングラスに入っていますが、日本酒です)をかざしてみるとグラスを通して逆さまの桜が映ります。

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校内では天井に桜が映し出され、大きく、幾何学模様が美しいステンドグラスから覗く桜もこの上なく美しく、強く思えますね。

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学び舎と桜は私たち日本人にとって切っても切れない風景ではないでしょうか。

時には卒業、時には入学、出会いと別れ、まだ感情の名前など解らない時期に訪れるたくさんの喜びや哀しみなどがこの一瞬の、儚い淡い色に一緒くたになって織り交ぜられているように思ったりします。

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日本人にとっての桜は何百年も前、平安の昔からの、切っても切れない原風景のようなものかもしれませんね;)

こんな四季豊かに、植物が表情を見せてくれる国に生まれたことを誇りに思っています。