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やすやすとスヤスヤ

回文。スヤスヤ眠るためのごはん、おやつ、植物に都内近郊のお散歩。

【おでかけ】奈良公園"興福寺"から眺める仲秋の名月と幽玄な灯りただよう"猿沢池"での"采女祭"

りょこう おさんぽ
前回の記事の続きである秋の奈良旅行。今度は奈良市内に移動し、奈良公園を散策しました:D
 
ちょうどこの日は公園広場にてフードイベントをしており、お酒飲みの私は軽く立ち寄り。日本酒3種の飲み比べセットです。どれもしっかりとした味をしていました!
奈良は隠れた日本酒の町のようで酒蔵さんが自慢のお酒に合わせた食べ物をこぞって販売していましたが、さすがに草食の鹿さんはそのような食べ物に興味はない様子。 。。
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その後は奈良公園の端々を散策。鹿せんべいももちろん購入して、鹿さんに詰め寄られる一コマもございましたXP
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こちらは角切りから逃れ続けた鹿でしょうか?とても立派な角をお持ちで凛としています。
 
とくに東大寺などといった自社仏閣などは立ち寄らず、春日大社の境内の一部にある”万葉植物園”へ。
こちらでは万葉の昔から和歌などに読まれてきた植物を保存、栽培しています。季語と植物は結びつきが深く、昔の呼び名や何首の歌に登場したかなどが掲示されていてとても興味深く見て回れました。
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秋は”萩”や”ススキ”、フジバカマや女郎花などたくさんありますが、特に珍しい”南蛮キセル”が開花中。イネ科の植物に寄生するらしく、ススキの茂みの足元に可愛らしく咲いていました。
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美しいなと思ったのがこの倒木。根元はもうボロボロになってしまっていて、その造形も味わいがあるのですが、倒れた幹から数本の若枝が伸びているのです。苔むした幹からも藪柑子といった植物が芽を出している自然の姿が心打たれました。
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この度のハイライトは公園の端にある”猿沢池”での”采女祭”。毎年中秋の名月に行われる優美なお祭りです。
綺麗に晴れた秋の夕陽が湖面に映えてしみじみと美しいと思いました。
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お祭りのぼんぼりに火が灯り、屋台がかこみ、人が増えて賑やかになってきました。
采女(うねめ)とは、遠い飛鳥時代あたりに帝の身の回りの世話をした女官の事だそうです。
このお祭りは帝の寵愛を受けていた采女が、その帝の気持ちが醒めていくのに嘆き、池に身を投じた事から始まるそう。その後、池の端にある采女神社にて神事を行った後に、池に船を浮かべて采女の霊を慰めるというしっとりとした幽玄なお祭りです。
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お祭りのハイライトが終わる頃には大きな月が昇っていました。
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祭の熱も冷めやらぬうちに夜の奈良公園を散策。
控えめなライトを浴びた興福寺五重塔の端にかかる大きな名月。秋のうろこ雲も手伝ってみた事のない美しい月あかりの夜でした。