【おさんぽ】創立100周年!理化学研究所@和光市の一般公開
ソメイヨシノはすっかり葉桜、フンワリと丸い八重桜が盛りの4月22日に、和光市にある理化学研究所の一般公開に行って来ました!
大学や研究機関など、仕事の関係で少しばかり縁があり、機会があればお散歩や観光がてらに見回る事が増えて来ました:)
理化学研究所と言えば日本最大級の研究機関であり、注目度の高い研究も多くなされ、最近では113番目の元素であるニホニウムの発見というニュースがありました。この理化学研究所、埼玉県和光市の他、SPring-8で有名な兵庫県佐用町、京コンピュータや再生医療を研究する神戸地区、神奈川県鶴見やつくば市など各地に拠点を持っています。中でも最も大きいのがこの和光地区で、以前は軍の用地だっただけあって、都内にほど近いのに広大です!
たくさんのお部屋にそれぞれの研究室の研究内容がパネル展示してあったり、実際の研究者が説明してくださる他、子どもも楽しめる映像や体験を通して学ぶコーナーもたくさんあり、どの部屋も盛況でした:D
構内にあるタリーズコーヒーさんではこの日限定のニホニウム・ラテが??*ニホニウムは食べる事も出来なければ肉眼で見る事も出来ません。
桜並木の開放日に見る事が出来なかった新種の八重桜"仁科蔵王"はすこし散り初めでしたが、ピンク色が濃くなり、黄緑の縁とのコントラストがとても可愛くなっていましたXD
この桜、ベースは"御衣黄"と言う黄緑の八重桜なのですが、それに重イオンビームを照射する事で植物の突然変異を誘発して、その中でも良いものを育て増やし、新種として登録したものなのです。
その重イオンビームやニホニウムを作り出したのも"仁科加速器研究センター"だそうで、そのメインとなるIRビームファクトリーの中を見学できたので行ってみました!
とても大きな施設で、ほとんどの実験装置が地下に設置されています。入口では氏名などを書いて受付を、元素周期表やニホニウム命名までの漫画、パンフレットなどお土産もたくさんいただくことができましたよ!
エレベーターも利用できるのですが、徒歩にて4〜5階分の階段を降りたところで広いホールに到着します。
まず最初に、複数ある加速器な中で最も大きな超伝導リングサイクルトロン「SRC」が。直径は19m弱、高さ7.7mのずんぐりしたボディに初号機カラー、重さはなんと、東京タワーの2倍だとか!?それほどたくさんの鉄が使われているのですね。
内部にはみっちりと精密な装置が詰まっているようでした。
基本的には地下のためどこも薄暗く、とにかく大きな装置や工具がたくさんあり、だしかに工場(ファクトリー)などのような雰囲気もあります。その隙間のスペースで研究内容をわかりやすく解説してくださったり、展示があったりします。
これだけ説明などを受けておきながら。。
サッパリ理解できないまま、巡ること1時間。
意外なほど広く、実験装置も多いのでとても1時間では見聞きできない内容です。理化学研究所全体の研究を把握するとなるとこのOPEN DAY1日では全く足りません!
また次回、チャレンジしてみたいと思います:)