やすやすとスヤスヤ

回文。スヤスヤ眠るためのごはん、おやつ、植物に都内近郊のお散歩。

【ごはん】1980年生まれの2つのヴィンテージ

今回はタイトルからして少し違う記事にしてみました:D
正月直後に訪れる私の誕生日のプレゼントに頂いたのは、私の生まれ年である1980年に造られたもの。。ワインとカップの、とても貴重なヴィンテージを2つ!
f:id:mistletoe1:20160129111931j:image 
開封当日のディナーの様子ですが、この1週間前からワインは冷暗所で静かに保管。持ち運びをした日からしばらくはオリが舞っており良い状態ではないとの事でした。
f:id:mistletoe1:20160129111919j:image
ラベルは綺麗ですが、瓶自体はなかなか年季が入っているようです。
フランスのブルゴーニュ地方サントネィ(サントネー)村の1級畑のワイン。
"サントネー プルミエクリュ レ・グラヴィエール '80"です。
普通でもプルミエクリュはいただかないので、とてもドキドキしました。
赤ですがとても軽めで赤いベリーの香りの中に腐葉土の香りがかすかに広がると説明にありました。ナルホド。。
f:id:mistletoe1:20160129111951j:image
知り合いのソムリエさんに聞いたところ、赤ワインといえどとても軽いとのお話。飲む1時間以上は前に開栓して空気と馴染ませると味も香りも開いて、お料理は豚によく合い、ブルゴーニュのお惣菜である"ジャンボン ペルシエ"に合うという事でしたので、こちらは手作り。
豚はハムではなくてたっぷりの塩とハーブを揉み込み数日間かけて味を凝縮。それを少しばかり塩抜きしてから煮込みます。本来ならば豚足などで自然のゼラチンを入れるところですが、手羽先と市販のゼラチンを少し使いました。
ブーケガルニでゆっくり煮込み、肉の塊が柔らかく、食べる時にはホロホロの繊維がほどける状態になるまで煮込み、スープは漉して、エシャロットのみじん切りととにかくたくさんのパセリを入れて冷やし固めて出来上がり!
f:id:mistletoe1:20160129112014j:image
その他にはマッシュルーム、舞茸、しめじのポタージュ。すでにまったりコクがあるので牛乳と低脂肪生クリーム少しだけで充分の美味しさ!
下仁田ネギはグリルしたてのものを、豚のスープに塩味を整え、酢やオリーブオイルを足した液でマリネ。トロリとした甘みと酸味が美味しい。
買ってきたバゲットとチーズもちびちび。。
ワインはまだ酸味もありましたが確かにフルーティーさは少なく、ほんのり土のようなこなれた香り。パセリの青い香りに合います。
のんびりとお家でフレンチをいただくのは、作る段階からワクワクして、とても贅沢なひと時です。
f:id:mistletoe1:20160129112055j:image
さて、もうひとつのプレゼントはこちら、ロイヤルコペンハーゲンのイヤーマグカップ。
モダンなデザインで1980が絵ががれています。コロッと小さめで厚みがあり、北欧デザインといった無駄のないシンプルなフォルムです;)

どちらも私の生まれた時に出来たもの。長い時間を経た、とても壊れやすく、消費されやすいもの。。。
私も、このワインにカップも、私と同じ年に生まれてから色々な経路を経て、今年、プレゼントとして私の手元に来ることになりました。
とってもとっても不思議な巡り合わせのような宝ものです。
ワインは飲んでしまいましたが心の中で残っています。
マグカップはゆっくりと使っていこうと思います。

そして、そーさん、いつもいつもありがとうございます:D