やすやすとスヤスヤ

回文。スヤスヤ眠るためのごはん、おやつ、植物に都内近郊のお散歩。

【おでかけ】数年に一度に開花する巨大なお花?筑波実験植物園のショクダイオオコンニャク

街じゅうクリスマスムードに包まれる師走ですが、あまりにものんびりしすぎたため再びこの夏のお出かけ日記になってしまいました。

というのも、ちょうど今年のお盆休みにあたるころ、数年に一度しか開花しないというとても珍しい巨大植物・ショクダイオオコンニャクが筑波実験植物園で咲いたというので見に行ってきました!
筑波実験植物園は上野の国立博物館の研究施設のの1つで、中には観賞の庭園だけでなく究用の植物がたくさんあるのですが、こショクダイオオコンニャクもきっとたくさんの人がかいかまで寝ずの番で見守っていたに違いありません。
本来なら休館にあたる日も、特別に開館し、シャトルバスを出す気合の入れよう!植物好きの私も、滅多に見られないとあっては行くしかありません!
つくば駅からバスに乗って数分、入り口に着くと、ショクダイオオコンニャクの温室まで順路ができており、まずはまっすぐ熱帯植物ののハウスに。
ムワッと蒸し暑い温室に入ってすぐにショクダイオオコンニャクの鉢がありました。

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私が見に行ったのは既に開花後3日目のため、花弁が閉じてしまっていたのですが、受粉や観察のために雄しべ付近を切り開いてありました。

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周りの人の身長と比較してもその大きさがよくわかりますね!

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このショクダイオオコンニャク、以前は東京大学の研究者用植物園である小石川植物園から来たそうです。不思議なことに、原生地では4年に1度ほどしか咲かないのですが、こちら筑波では5年間に3回目の開花するとか!
理由はわからないとのことですが、条件が良いのでしょうか?愛情が詰まっているからでしょうか?観賞できる頻度が増えてとても嬉しいですね:)

こちらは二階から見た図。

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高さだけでなく、幅もそこそこあるのだとわかります。

さて、このショクダイオオコンニャク、もしかして世界最大の花なのか?と思ってしまうのですが、実は花の部分は花弁に包まれた中にある、雄しべに見える小さな突起部分。そう、たくさんの花が集まっていて、そこに2メートルにもなる花弁に包まれているので、1つの花としては世界一ではないのです。
世界最大のの花は同じく熱帯植物であるラフレシア
そしてラフレシアショクダイオオコンニャクもとってもくさーい臭いを放つ花でもあります。そうやって虫を呼んでいるのですね。

たっぷり堪能した後は、園内をフラフラと散策。

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これはカカオの花!こんな風に木から直接咲くそうです。

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とても広く、たくさんの珍しい植物に触れられる植物園なので、是非とも足を運んでみてくださいね!